引越しは引越し業者を決める時に、その引越し作業にかかる費用を見積もりとして提示してもらいます。
しかしいざ引越し作業を行った時に、追加で作業が加わった場合などは、追加料金を支払わなくてはいけない場合があるのです。
引越しの追加料金でどんな事がよくトラブルになるのかな~?
よくあるのは、引越し当日にエアコン関連やペット関連の追加料金でトラブルになる事があります。
ここでは、引越しの追加料金でトラブルを避けるために絶対に抑えておきたいポイントを紹介させていただきます。
目次
引越しの追加料金には注意が必要!!
引越し当日になって、追加料金が発生して予想外の出費が増えてしまった…このようなトラブルは実は多いです。
見積もりの金額で引越しできると利用者側としては考えてしまっています。
私も見積もりの金額で引越しが出来ると考えてしまうな~(*_*)
そのため料金が予算よりもオーバーしてしまうのは非常に困ります。
どうすれば追加料金が出てトラブルになってしまう事を防げるのかな~?
追加料金をある程度防ぐには、訪問見積もりの際に荷物の量などある程度正確に伝える必要があります。それからどのようなケースが追加料金が発生するか?を事前に引越し業者に聞いておく事も大切です!
では、どのようなケースが追加料金が発生しやすいのか?順番に説明していきます。
追加料金の対象になりやすい条件とは?
引越しに関する追加料金をできるだけ出さないためには、事前に引越し業者に伝えておくことが大切になる条件があります。
例えば特殊な荷物がある場合には、きちんと引越し業者に事前に連絡しておかなければ、特殊運搬の追加料金が発生してしまう恐れがあります。
また建物の立地条件が悪く、厳しい場合にも、追加料金が発生してしまう恐れがあるので、事前に引越し業者に連絡しておく必要があるでしょう。
そうしなければ当日に追加料金を請求されることもありますし、運搬してもらえないなどのトラブルに発展する恐れもあるので注意が必要でしょう。
ここでは追加料金の条件となる事例をご紹介しましょう。
ペットがいる場合の追加料金
引越しの際にペットも一緒に輸送する場合は、3つの選択肢があります。
3つの選択肢は、
自力で運ぶ
引越し業者に依頼する
ペット輸送の専門業者に依頼する
です。
自力でペットを輸送する場合は、追加料金は発生しませんが、引越し業者に依頼した場合やペット輸送の専門業者に依頼した場合は、追加料金が発生します。
ペットの輸送を引越し業者に依頼した場合
殆どの引越し業者は、荷物を運ぶのが専門になりますので、基本的にはペットの輸送は行っていません。
引越し業者にペットの輸送は依頼できるものの、結局のところは、引越し業者が提携しているペット輸送の専門業者に運んでもらう形になります。
ですので、引越し業者にペットの輸送を依頼すると、仲介手数料が発生して多少、割高になる可能性があります。
もしペットの輸送を業者に依頼する場合は、自分でペット輸送の専門業者を探す方が引越し費用を安く抑えられる可能性があります。
ただし、ハート引越センターの場合は、ペット専門業者に依頼せず、専門知識を持つスタッフが輸送してくれます。
ハート引越センターで輸送可能なペットは、犬、猫、小鳥、熱帯魚など幅広く対応しています。
ペット輸送の専門業者に依頼した場合
ペット輸送の専門業者に依頼するのは、追加料金が発生してしまいますが、ペットの事を知り尽くしたプロが対応してくれますので、安心して依頼できます。
もしペットの輸送を依頼する場合は、手間だけど自分でペット輸送の専門業者に依頼した方が良さそう(^^)
ペットの引越しの追加料金の相場
業者 | 料金 |
---|---|
引越し業者 | 20000円~ |
湘南ペットハイヤー | 【~20㎞まで】5,000円 【20㎞~40km】230円/km以降 【20km刻み】20円割引 【1200km~】90円/km |
ワンダフル | 【~5㎞まで】2,000円 【5km~】200円/km |
エイチケイペット タクシー | 【~10㎞まで】4,500円 【11㎞~】250円/km |
ワンニャンキャブ | 【東京-大阪】 39,900円 【大阪-新潟】 45,150円 【札幌-福岡】 71,400円 ※いずれも中型犬1匹空輸の場合 |
ペット引越しの追加料金の目安は、上記の表になります。
上記の業者は、全て全国対応です。
ペットの引越しの追加料金を抑えるには?
ペットの引越しの追加料金を抑えるには、自力で運ぶことになります。
もし自家用車をもっている場合は、一緒に車に乗って引越しするのがベストです。
また電車や新幹線で自力でペットを運ぶ場合は、ペット用のキャリーバックに入れて運ぶことが可能です。
ペットの運賃料金は、一律で280円になりますので、追加料金を格安で抑える事が可能です。
絵画、装飾品などの高額な物の輸送の追加料金
絵画や装飾品などの高額なものに関しては、特殊な荷物として取り扱われるため、専用の梱包資材や運送方法が必要になり、追加料金が発生してしまうでしょう。
また高価な絵画や装飾品は、保険に入った方が良いので、保険に入る分も追加料金が発生します。
引越し業者によっては、自分の業者ではなく、専門の業者に別途依頼する場合も多いので、その分も追加料金は発生します。
絵画や装飾品など追加料金に関しては、要相談になります。
絵画や装飾品など追加料金を抑えるには?
絵画や装飾品などの追加料金を抑えるには、自分で梱包して運ぶことによって追加料金を抑える事は可能です。
しかし、高価な絵画や装飾品に関しては、価値が高いので、安さより安全性を重視して、専門の引越し業者に梱包を依頼した方が良いです。
高価な絵画や装飾品がある場合は、引越し当日に追加料金が新たに発生するトラブルを避けるために訪問見積もりなどの時点で引越し業者に事前に相談しておきましょう!
エレベーターがない場合の追加料金
戸建ての場合は特に問題はありませんが、マンションやアパートでエレベーターがない物件の引越しに関しては追加料金が発生する場合があります。
階数の低い家であれば問題ありませんが、3階建て以上のマンションやアパートでエレベーターがない場合には、引越作業が非常に大変になります。
引越し作業自体の時間もたくさん掛かってしまうので追加料金を請求される恐れがあります。
エレベーターがあるかどうかは、引越し業者に事前に連絡しておく必要があります。
エレベーター無しの場合の追加料金の相場
エレベーター無しの場合 | 追加料金 |
---|---|
一階上がるごとに | 1000~2000円 |
自宅の前の道幅が狭い場合の追加料金
自宅の前の道幅が狭い場合、引越し用のトラックを横づけすることができません。
建物付近の道幅が狭く、トラックが進入できるスペースがない場合には、建物から離れた場所へトラックを一度駐車させます。
建物からトラックを駐車させた場所まで荷物を運ばなくてはいけなくなると、移動する分の作業時間が余計にかかってきます。
そのため追加料金が発生する場合があります。
道幅が狭い場合の追加料金の内訳
追加料金 | |
---|---|
道幅が狭くてトラックを 近くに停められない場合 | ・作業員の追加人数分の人件費 ・トラック増車による追加料金 ・駐車場を使用した場合の追加料金 |
道幅が狭くて軽トラックのみでの対応の場合、トラックの増車分として追加料金が発生します。
トラックを家の前に駐車できない場合は、最寄りの駐車場を利用することになりますので、駐車場の代金も追加料金が発生します。
道幅が狭い場合の追加料金の事前確認
自宅の前の道幅が狭い場合、用意するトラックの大きさも変わってきますので、事前に引越し業者に連絡しておくようにしましょう。
その際、だいたいどのくらいの道幅なのか(車がすれ違えるのかどうか?など)をきちんと伝えておくことをおすすめします。
新築一戸建ての場合は、駐車場が完成していない場合もあり、駐車場にトラックが入れるのか?きちんと確認しておきましょう。
当日のトラブルを避けるためにも引越し先の事前のチェックは大切です。
大型家具、家電が通路を通れない場合の追加料金
ベッドやソファ、冷蔵庫などの大型家具や大型家電がある場合で、廊下や階段、通路などが狭い場合、運ぶことができません。
その場合は、窓からつり下げ、つり上げで引越しする必要があるのです。
この吊り作業はクレーン車を使って作業することになります。
また人力による吊り作業もあるでしょう。
この作業は別途費用が必要となってくるので追加料金が発生します。
吊り上げ、吊り下げ作業の相場
料金 | |
---|---|
手吊り(人力) | 10,000円~30,000円 |
クレーン車 (2tトラックサイズ) | 15,000円~30,000円 |
大型クレーン車 | 60,000円~100,000円 |
もし大型家具の吊り上げ、吊り下げ作業が必要になった場合の追加料金は、上記の表のようになります。
吊り上げ、吊り下げに関しては、下記記事も参考にしていただければ幸いです。
通路を通れない場合の追加料金の事前確認
家具や家電が通れるのかどうかを、自力で判断するのは非常に難しいです。
そのため、プロの引越し業者のスタッフに事前に確認してもらっておいた方がよいでしょう。
訪問見積もりを依頼すれば、実際に荷物の大きさや廊下や階段、通路などの幅を確認してもらえるので、クレーンによる吊り作業が必要になるのかなども事前に分かります。
引越し当日のトラブルを避けるために事前に新居の搬入口の大きさを測っておくことを忘れずにしておきましょう。
引越し当日に追加料金が出やすいパターン

引越し後に追加料金が発生してしまうのは、利用する側の問題が多くあります。
事前に見積もり内容をしっかりと確認して、契約以外のものに関しては追加料金が発生してしまうということを頭に入れておきましょう。
追加料金を発生させないためにも準備は早めに行っておくことをおすすめします。
では引越しの追加料金を発生させないためにはどうすればよいでしょうか?まとめてみましょう。
不用品の処分の追加料金

引越しの当日に追加料金が発生するケースでとても多いのが不用品の処分が引越し当日に間に合わなかったりした場合などです。
不用品が発生するケースは、
不用品の処分が間に合わなかった
旧居で当日にやっぱり処分すると決めた
新居に運んでみたものの入りきらずにジャマになった
などがあります。
引越しの当日に処分を決めて、引越し業者に不用品の処分を依頼した場合、追加料金が発生する場合があります。
不用品処分の追加料金の相場
内容 | 追加料金 |
---|---|
不要な荷物 (家具、家電など)の処分 | 1,000円~5,000円/点 |
不用品処分の追加料金を抑えるには?
全ての引越し業者で不用品の処分を対応してくれるわけではありませんので、引越し業者に不用品処分をしてもらいたいのであれば、事前にどこの引越し業者が対応しているのかを確認しておくべきでしょう。
不用品の処分は、事前に友人に譲ったり、事前にリサイクルショップやオークションで売れるなら手間はかかりますが、不用品処分の追加料金を抑える事が出来ます。
荷造りが終わっていない場合の追加料金

引越し当日までに荷造りが終わっていないとなると、追加料金が必要になる場合があります。
引越し当日に荷造りが終わっていない場合、引越し業者に梱包作業を手伝ってもらうことになってしまいます。
梱包作業は基本の引越しサービスには含まれていないためオプションサービスになります。
追加料金を請求されてしまうでしょう。
荷造りの追加料金の相場
内容 | 追加料金 |
---|---|
荷造りが終わっていない | 30,000円~ |
荷造りの追加料金を抑えるには?
荷造りは、直前にやるのではなく前もって準備しておくようにしましょう。
当日朝、引越し業者が到着するまでには荷物の荷造りをきちんと行うようにして下さい。
引越し会社の到着時間の確認をきちんとしていなかった場合、荷造りがまだ終わっていない…ということにもなるでしょう。
スケジュールは事前に確認しておくようにしましょう。
またフリー便で申込をしている場合、朝から引越し業者は来ないだろうとのんびりしてしまいがち。
しかし当日の状況によっては、午前中から引越し作業がスタートするということもあり、その場合慌てて準備をするというケースは少なくありません。
午後便やフリー便の引越しを利用する場合でも前日夜、当日朝までには全ての梱包作業を終えておくようにしましょう。
荷物がトラックに全て詰め込めない場合の追加料金

引越し契約内容の中にはトラックに載せられる分だけの荷物を運んでもらう積み切りと呼ばれる引越しプランがあります。
この引越しプランの場合、積み切り契約になっているので、トラックに積み切らなかった分の荷物を運ぶためには別途追加料金が必要になります。
積み切りパック追加料金の相場
内容 | 追加料金 |
---|---|
荷物の量が多く 積み切れない場合 | 20,000円~ |
荷物が多くなってしまって追加料金が発生するするのを抑えるには?
自分がどのようなプランで引越し依頼をしたのかを、事前に契約内容を確認してチェックしておきましょう。
またトラックが空いていない場合には、積み切らなかった荷物を運んでもらえない…という最悪の状態も考えられます。
荷物がきちんと積み切るほどの状態にしておく必要があるでしょう。
荷物が申告した量よりも多くなると、見積もり書通りには作業が進められません。
荷物量は正確に伝えておく必要があるでしょう。
急遽、荷物が増えた場合は、早めに引越し会社さんに伝えた方が良さそうね!
エアコンなどの電気工事による追加料金

訪問見積もりの時点でエアコンの取り付けを引越し業者に依頼した場合、基本料金が見積書に記載されます。
ただし、新居でエアコンを取り付ける際に新たに部品が必要になり、エアコンの取り付けの基本料金にプラスされて追加料金が発生する場合があります。
追加料金が発生するパターンは、以下になります。
クーラーと室外機の距離が変わってホースを追加する必要がある
機械を接続するパイプが摩耗していて、交換する必要がある
クーラーガスを補充する必要がある
作業員を追加する必要がある
エアコン工事の追加料金の相場
内容 | 追加料金 |
---|---|
新たに配管、 ガス補充工事が必要 | 20,000円~ |
エアコン工事の追加料金のトラブルを防ぐために
新居にてエアコンの取り付け工事で見積もりの時の基本料金に加えて新たに工事が必要になり、追加料金が発生するパターンはよくあります。
追加料金は、配管の交換だけでも4mで12000円、さらには特殊作業代などが発生するので、20,000円以上の追加料金が発生しまい、「追加料金がかかるなんて知らなかった!」「こんなにも追加料金って高いの?」などとクレームが出てトラブルになるなんてこともあります。
エアコンの工事に関しては、新居の状態などを確認してみないと追加料金が発生するか?分からない部分ではあるので、ある程度は仕方がないです。
ただし、見積もりの時点でエアコンの移設工事にいくらくらいの費用がかかるのか?事前に確認しておき、もし費用が高くつきそうなら新しいエアコンの購入も検討しておくと良いです。
また、引越し会社によっては、追加部品代がかからないお得なパックもあるので、訪問見積もりの時点で引越し会社さんに確認しておきましょう。
エアコンの追加工事の料金のトラブルはよくあるので、きちんと確認しておきましょう!
ついつい面倒になるけど、見積もりの時に追加部品がかからないパックがあるか?確認を忘れずにしたいな!
追加料金を防ぐために絶対におさえておきたいポイント

引越し後の追加料金は本当に避けておきたいものです。
引越しはただでさえ、出費が多いですので、引越し後に追加料金が発生するとさらに勿体ないです。
まず引越しの追加料金を防ぐためにはいくつかポイントがあります。このポイントだけはしっかりとおさえておきましょう。
引越し業者に正確な情報を伝えておく
まず1つ目に引越し業者に正確な情報を伝えておくということです。
自分が分かる情報は全て正直に伝えておくことで、追加料金の発生は極力抑えることができるでしょう。
追加料金が発生してしまう条件を一度確認しておく
2つ目に追加料金が発生してしまう条件を一度確認しておくことです。
追加料金が発生してしまう条件をしっかりと確認しておくことで、追加料金が発生してしまうかどうかある程度判断することができるでしょう。
準備は引越し当日までに終わらせておく
3つ目は準備は引越し当日までに終わらせておくことです。
これは当たり前の事ですが、引越しの梱包作業が終わっていないと、引越業者も作業が出来ません。
梱包作業も手伝ってもらうとかなりの追加料金を支払わなくてはいけないので非常にもったいないです。
契約内容を今一度確認しておく
4つ目に、契約内容を今一度確認しておくことです。
契約内容によって、どこまで作業をしてくれるのか?どれが追加費用がかかるのか?などが分かります。
引越し契約をした後、時間が空いている場合、契約内容を忘れてしまうこともあるので、きちんと確認しておくことをおすすめします。
引越し業者に正確な情報を伝えておく
追加料金が発生してしまう条件を確認しておく
準備は引越し当日までに終わらせておく
契約内容を今一度確認しておく
この記事へのコメントはありません。