移動距離が長くなる長距離引越しは引越し費用が高くなるのは容易に想像がつくでしょう。
では長距離の引越し料金を安くするにはどうすればよいのでしょうか?

目次
長距離の引越しは料金が高くなる
長距離の引越しは移動するだけでも大変です。
移動するのには、トラックをチャーターする場合にはチャーター費用が掛かりますし、JRなどの貨物列車を使うコンテナ便の場合もあれば、フェリーで荷物を運ぶということもあるでしょう。
トラックで移動する場合は、移動するのにガソリン費用や高速道路料金もかかります。
また移動時間と搬出、搬入で1日では引越しがすまないケースが多く、2~3日引越しにかかる場合もあるため、作業スタッフの拘束時間んも必然的に長くなります。
つまり引越しは運搬距離が長くなればなるほど料金相場は高くなるのです。
引越し料金はもちろん移動距離だけで決まるわけではありません。
移動距離に加えてトラックチャーター料金や人件費用、オプション費用なども合算されますが、長距離での移動となるとトラックチャーター代も高くつくので注意が必要です。


長距離引越しではできるだけ荷物を減らして費用を削減しよう
引越し料金は引越しする移動距離の他、引越しする荷物量によっても価格が大きく変動します。
荷物が多ければ多いほど、搬出、搬入、設置作業の時間がかかるため引越し費用は高くなります。
長距離での引越しはただでさえ基本料金が高くなりがちなので、引越しする荷物量はできるだけ厳選した方がよいでしょう。
引越しを機にいらないものが出た場合には、特に大きな家具や家電などは引越し前に売るなり、譲るなり処分方法を考えた方がよいでしょう。
長距離引越しを安くするためには、業者選びが重要になってきます。
引越し業者の中には格安プランを用意している場合もありますし、このような格安プランをうまく活用すれば長距離の引越しでも思った以上に安く抑えることができる可能性があります。


長距離での引越し料金の相場はどれらくいなの?!
長距離での引越し料金の相場は引越し時期によって異なります。
引越し時期は引越しオフシーズン(閑散期)と引越しハイシーズン(繁忙期)があります。
オフシーズン(閑散期)は5月~2月頃のことであり、1年の中でも引越し件数が比較的落ち着いている時期とも言えます。
逆に引越しハイシーズン(繁忙期)は引越し繁忙期とも呼ばれており、3月~4月上旬を指します。
この時期は1年の中でも最も引越し件数が多い時期になるので、引越し費用はどうしても高くなってしまいます。
また引越し件数が多いので、予約も取りづらく値下げ交渉や割引サービスなども対象外となっている引越し業者が多いという事実があります。
ひどい場合には、引越しハイシーズン(繁忙期)と引越しオフシーズン(閑散期)では2~3倍の引越し費用の差が出る場合もあるのです。
長距離での引越しは距離が長ければ長い分、費用が割高になってしまうので、引越し費用を安くできるところはしっかりと抑えておくべきでしょう。
ここでは長距離での引越し料金相場についてまとめてみましょう。

どの業界でも繁忙期は割高になってしまうようです。


ハイシーズンの長距離引越し料金の相場
200km 未満 | 500km 未満 | 500km 以上 | |
---|---|---|---|
単身 (荷物少) | 47,260円 | 58,000円 | 80,000円 |
単身 (荷物多) | 62,350円 | 85,000円 | 105,000円 |
2人家族 | 97,500円 | 170,000円 | 200,000円 |
3人家族 | 150,000円 | 205,000円 | 300,000円 |
4人家族 | 160,000円 | 255,000円 | 350,000円 |

オフシーズンの長距離引越し料金の相場
200km 未満 | 500km 未満 | 500km 以上 | |
---|---|---|---|
単身 (荷物少) | 30,000円 | 43,000円 | 54,000円 |
単身 (荷物多) | 42,000円 | 58,000円 | 73,500円 |
2人家族 | 75,600円 | 125,500円 | 150,000円 |
3人家族 | 82,000円 | 130,000円 | 185,000円 |
4人家族 | 90,000円 | 140,000円 | 220,000円 |


なんとか安くならないかな~

長距離での引越し費用を安くするにはお得なプランを利用してみよう
長距離での引越しは移動だけでも費用が高くなってしまうので、全体の引越し費用は思っている以上に高額になる恐れがあります。
特に引越し時期が混雑している時期の場合、覚悟が必要でしょう。
そこでできるだけ引越し費用を安く抑えたい!という方はお得なプランをうまく利用してみましょう。

コンテナ便を利用しよう
引越しと聞くと、トラックをチャーターする引越し方法が一般的にはなりますが、JRのコンテナ便を利用する引越し方法もあります。
トラックチャーター便は値段が高くなってしまいますが、それよりも安い費用で長距離引越しをしたいという場合にはコンテナ便もおすすめです。
コンテナ便は最寄りのJR駅まではトラックで荷物を輸送し、そこからコンテナ便として鉄道で荷物を運びます。
新居先の駅からはもう1度トラックで荷物を輸送するという流れになります。
コンテナ便は、トラックチャーター便に比べると引越しにかかる日数が長くなるものの、トラックでの移動が大変な長距離引越しには向いています。
何よりも価格が安いので引越し費用をお得にすることができるでしょう。
コンテナ便のメリット
移動距離によっては、通常の引っ越し便より半額くらい安くなる!
コンテナ便のデリット
通常の引越し便より2~3日時間がかかる!

・遠距離で通常の引越し便が高くなるから安くしたい
人にはおすすめですよ~!

混載便でお得に長距離引越ししよう
長距離引越しを安くする引越しプランとして混載便があります。
混載便は1台のトラックに引越し先が同じ依頼者の荷物を混載して輸送する引越し方法になります。
混載便にすることでトラックチャーター代、ガソリン費用、高速料金代などの運送費用や人件費などを折半することがでできるので、通常のトラックチャーター便と比べると大幅に引越し費用は安くなるでしょう。
また荷物が少ない人ほどトラックの荷台に空きスペースができるので、混載便に向いています。
逆に家族世帯での引越しや引越しの荷物が大量にある場合は、トラックの荷台に乗せる荷物がたくさんになり、混載便にするのは難しくなってしまいます。
それから混載便にはいくつかの注意点があります。
まず混載便は引越し先への荷物を輸送する日時を指定することができません。
決まった日にしか引越しができない人は混載便を利用できないでしょう。
また荷物が集まってから引越し日が決定するので、荷物が届くまでに時間がかかることがあります。
特に長距離引越しの場合、移動にも時間がかかりますので、ある程度の時間がかかることを覚悟しておいた方がよいでしょう。
さらに複数人の荷物を同じ荷台に積み込むことになるので、他の人の荷物に自分の荷物が紛れ込んでしまったり、紛失してしまったりするリスクがあるのも問題となります。
混載便は同じ方面へ一緒に輸送する荷物が集まってから運送日時が決定するため、転居する人が多い主要都市以外への引越しでは同じ方面の混載便希望者が集まらないこともあり、輸送までに時間がかかってしまうかもしれません。
引越し業者は荷物の紛失を防ぐために、依頼者ごとに区切りを作ったり、柵がついたかご車に乗せて運搬したりするなど工夫していますが、それでも荷物が搬出、搬入時に別の依頼者の荷物と混同してしまう可能性は捨てきれません。
万が一に備えてダンボールに番号を振っておくなどすると、他の荷物と混同しにくくなり、荷物の紛失、入れ違いを未然に防ぐことができるでしょう。
混載便のメリット
通常の引越し便より大幅に費用が安くなる!
混載便のデリット
引越し先への荷物を輸送する日時を指定することができない。
ある程度の時間がかかる。
他の人の荷物に自分の荷物が紛れ込んでしまうリスクが少なからずある。

・引越し日に融通が利く
・遠距離の引越し費用を安く抑えたい
人におすすめですよ~!

引越し日の調整が可能な長距離引越しは、帰り便を利用してみよう
通常引越し先で荷物をおろしたトラックは、荷台が空っぽの状態になります。その空っぽの状態で出発地まで戻ります。
長距離引越しの場合、同じ距離を長距離空っぽのまま移動するのは非常にもったいないです。
そこで荷物を降ろして帰る時に、そちら側の方面への引越しの人への帰り便という引越しプランを提供しています。
帰り便は荷下ろしして、空っぽになった荷台に新しい荷物を積み込んで、出発地まで運送するプランになっています。
帰り便は空の状態で戻る予定だった荷台を使うので、本来往復分の運賃がかかるところを片道分ですむことになります。
そのため引越し料金が安くなるという特徴があるのです。
しかし帰り便は引越し先への荷物を輸送する日時を指定することができませんし、荷物が多い引越しは帰り便が利用できないということもあります。(トラックの大きさを選ぶことができません)
さらに帰り便は希望する引越し先から引越し元への依頼が先に発生しなければ成立することができません。
引越しの日程は基本的には引越し業者の都合に合わせることになるので、日程の調整ができる人でなければ帰り便は利用できないでしょう。
また日程が一致したとしても、荷下ろしした荷台に詰める量でなければ、帰り便を利用することができないことも覚えておきましょう。
帰り便のメリット
通常の引越し便より費用が半額以上になる事もある!
帰り便のデメリット
帰り便の案件自体がそもそもあまりない。
荷物の多い場合は、利用できない事もある。

・荷物が少なめな人
・日程の調整ができる人
ですね!

長距離での引越し費用を安くする方法とは?
長距離での引越し費用を安くするにはお得な引越しプランを利用することと、引越し見積もり無料一括請求サイトを利用することでしょう。
引越し見積もり無料一括請求サイトは1回の請求で最大10社の引越し業者から複数の見積もりを請求することができます。
10社の見積もりを請求すれば、どこの引越し業者が安いのか、どこの引越し業者のサービス内容がよいのか?割引サービスはあるのか?など
違いを比較できます。
また引越し費用をお得にするだけではなく、担当者の対応の違いなどもチェックすることができるので、サービスのよい引越し業者を選ぶことができるでしょう。
長距離での引越しは費用が高くなりがちなので、引越し見積もり無料一括請求サイトなどをうまく活用して、少しでも安くできるところは安くした方がよいでしょう。
また引越し見積もり無料一括請求サイトは大手引越し業者だけではなく、地場に根付いた中小企業の引越し業者まで200社あまりの業者が登録されています。
自分の条件に合った引越し業者から見積もりが届くので、比較しやすいでしょう。また無料で利用できるのでいくつかの引越し見積もり無料一括請求サイトに登録してみるのもおすすめです。
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